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南千住小児歯科矯正歯科のブログ

あごがカクッとなる、口が開けづらい…顎関節症のお話

口を開けるときにカクッと音がなる、朝起きたとき、口が開けづらいことがある・・・といったお悩みをよく聞きます。

今回は、それらの症状である、顎関節症について説明いたします。

1.顎関節症とは

顎関節症は、口を開け閉めするあごの関節やあごを動かす筋肉(咀嚼筋)に異常が起こり、「カクっと音がする」「口が開きにくい」「あごが痛い」「痛みがあって口が開かない」「食べ物が噛みにくい」といった症状の現れる病気です。
原因としては、大きく4つの習慣が関わっています。

・ストレス

・食いしばり

・歯ぎしり

・歯列接触癖(TCH)

・歯並び

歯ぎしり・食いしばりは歯にも強い力がかかりますが、同様にあごの関節や筋肉にも大きな負担がかかります。
関節には常に強い力がかかり、筋肉も常に過度な力が加わり続けると負荷がかかり続けて顎関節症につながります。

歯列接触癖(TCH)とは聞きなれない言葉かもしれないですが、人は食事をしている時以外は上下の歯の間にわずかにすき間が開いていることが普通の状態です。

しかし、意識せずに歯をかみ合わせることがくせになっている場合もあります。
このことを歯列接触癖(TCH)といいます。

TCHは顎関節症の方のおよそ8割にこのくせがあるといわれています。

 

2.顎関節症の症状

 

・第一段階

顎を動かす筋肉周辺に炎症が起き、口を開閉すると頬のあたりが痛みます。これは咬筋などの咀嚼筋が炎症を起こしているためです。

・第二段階

顎関節を正常に動かすための、関節円盤という軟骨がずれた状態です。口をあけ閉めすると、カクッという音がします(クリック音)。この段階では痛みがないことが多いです。口を開け閉めする際に関節円盤がずれたり、正しい位置に戻ったりすることでカクッとなります。

・第三段階

正常では、口の開く大きさの目安は自分の指、人差し指から薬指まで3本を縦にして口に入る大きさです。その時の開口量が約40mmです。第三段階は、痛みはないものの、口が開かず、無理に開けると痛む状態です。関節円盤がずれた位置からもとの位置に戻らなくなるため、顎の動きの邪魔をするのです。ほとんどの場合、クリック音は起こりません。

・第四段階

口は一応開くものの、大きくあけることはできません。痛みがあることも多く、顎関節が一部変形したり癒着したり、繊維化したりといった病変を起こしています。口をあけたときのカクッというクリック音が、ジャリッという音にかわります。

 

3.治療方法

上記の症状の第一、第二段階は治療せずに寛解することが多いです。しかし、第三段階以降は、生活に支障が生じてしまうことが多いので、受診される患者さんが多いです。

主な治療方法を紹介します。

セルフケア指導

顎関節症の原因である食いしばり、TCH、ストレスは、まず日常生活で意識することで改善していきます。まず、患者さんに癖があることを気づかせることで、それを止める方法を指導し、日常生活で実践してもらいます。

セルフケアのポイントは、顎を安静にして刺激しない状態を作ることです。それによって、予防にもつながります。

スプリント療法

顎の安静と噛み合わせの安定を図るため、患者様のお口に合わせてスプリントと呼ばれるマウスピースを製作します。就寝時を中心に1日8時間以上装着していただくことにより、2~3週間で効果が表れはじめます。スプリント調整後に歯をわずかに削って噛み合わせを調整するケースもありますが、基本的には歯を削らずにできる治療からはじめていきますので、ご安心ください。

矯正治療

顎関節症は、複数因子によって発症する病気なので、歯並びが改善することで、顎関節症が全く改善することはありません。

ですが、以下の歯並びは、顎に負担がかかってしまう代表的な歯並びなので、矯正治療を併用した治療がおすすめです。

開咬

奥歯でかみ合わせた時に、前歯がかみ合わない歯並びを開咬といいます。

開咬は、前歯でかみ切りにくいため、奥歯ばかり使用してしまいます。

また、歯は全体的にバランスよく噛んでいることで歯の役割を果たしていますが、奥歯しか噛んでいないことで、その分の負担がかかります。

そのため、顎関節に負担がかかりやすい歯並びです。

過蓋咬合

前歯がかみ合わずに、上の前歯が大きく被さっている状態です。

開咬と同様に前歯がかみ合っていないため、症状が強いと、上の前歯の裏側に歯が当たってしまうこともあります。

根元が当たることから、顎関節の動きに制限がかかってしまうため、顎の関節に痛みを生じることがあります。

 

4.まとめ

顎関節症は、さまざまな要因が重なって発症している疾患です。

かみ合わせが原因の場合には、矯正をしてかみ合わせが改善すると、症状が落ち着くケースもありますが、全ての方がそうではありません。

ただし、かみ合わせのバランスが整うことで、口周りの緊張が緩和されます。

また、歯並びが改善することで、汚れが落としやすく、むし歯や歯周病のリスクを軽減することも可能です。

 

もし、ご自身が顎の症状にお悩みでしたら、ぜひ当院へご連絡ください。

保険治療による顎関節症の治療はもちろん、矯正治療も行っております。

矯正治療ご希望の場合は、随時無料相談受付中です。初診相談時は、お口の中をしっかり診て、口腔内写真やレントゲン撮影を行い、分かりやすく動画を使いながら詳しくお話をしております。

お気軽に、ご相談ください。

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