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南千住小児歯科矯正歯科のブログ

ムーシールドの費用について

ムーシールドの費用について

先日、患者様から以下のようなご質問がありました。

通院している歯科医院で、4歳の子供が反対咬合を治した方が良いので、ムーシールドをすすめられました。ネットで調べると、装置代+調整代が歯医者により金額が違います。

南千住小児歯科矯正歯科のムーシールドの費用は、いくらですか?

50,000円+税

3ヶ月に一度の観察料が 1,000円+税です。観察とは、ムーシールドが正しく使用できているかを確認する費用です。下の前歯の子供の歯が生え変わり始める6歳中頃まで使用して頂きます。

ムーシールドは、乳歯列における反対咬合を改善する装置です。

反対咬合の場合、3歳児検診で指摘されることが多いです。下の歯が上の歯より前に出ている受け口(反対咬合)は今まで3歳児検診で指摘されても、「永久歯になれば改善されることもありますので、しばらく様子をみましょう。」ということがよくありましたが、データによると3歳で受け口の場合、自然に治るのは6%(100人に6人)くらいしかいないそうです。

実際に、治療費を調べてみました。(下記全て税抜き表記です)

○普通の歯医者・・・器具30,000円+調整代1回 500円

○A矯正歯科専門医院・・・器具30,000円+調整代1回 5,000円

○B矯正歯科専門医院・・・器具150,000円+調整代1回 2,000円

○小児歯科専門医院・・・器具・調整代込み 80,000円

患者様がおっしゃられるように、歯医者により金額が違います。矯正専門医院や小児専門医院の方が、普通の歯医者よりやや高額になっています。

4歳ぐらいから使用されると良いです。就寝時に使用します。大きい装置ですので、最初の1カ月は、朝までお口の中に入れておけない事があります。徐々に慣れてきます。

小児期の受け口は、舌の位置が低く、下顎を前に押し出すように筋肉の圧力が働きます。ムーシールドの装着で舌の位置を上げ、口の周りの筋肉を正常化することで、上顎の成長を促し、下顎の成長を抑える効果があります。

これらの機能により、「歯並びを整える」というのではなく、「子供の顎の成長を利用して、上下の歯の咬み合わせの関係を正常なものにしようとさせる」という目的で使用するものです。しかし、この装置で将来にわたって100%咬み合わせ異常が改善されるわけではありません。

永久歯の交換により、再度反対咬合になり、再び装置を使った矯正に移行することも多いです。

中学生までは良い噛み合わせで安心していても、身長の伸びが止まり、高校生になった頃から再び反対咬合になることもあります。

従って、ムーシールド装置による治療が、いつまで、どのような状態まで改善する費用なのか確認されて始められる事をお勧めします。

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日付:   カテゴリ:医院Blog, 矯正治療関連

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