横顔が、口元が盛り上がっていることを口ゴボと言います。
口ゴボ自体は見た目の状態なので病気ではありませんが、口呼吸や歯周病などの健康面にも影響する可能性があります。
元々、口ゴボといった用語はありませんでしたが、近年のSNSなどでも口ゴボといったキーワードでの検索率が増えているため、たくさんの方が「口ゴボ」で悩まれているのだろうと思います。
口ゴボにはいくつかのタイプがあり、原因もさまざまです。
そのため、どんなタイプか、治療法は何があるのか、解説していきたいと思います。
口ゴボとは
口ゴボは、上顎が通常よりも前方に突出している状態を指します。これにより、歯が正常な位置よりも前に出て見えることが特徴です。
一般的には「出っ歯」とも呼ばれますが、医学的には「上顎前突」という用語が使用されることが多いです。この状態は、顔の見た目に影響を及ぼし、自信の低下や発音の問題を引き起こすことがあります。
①上顎が出ているタイプ
このタイプは、上顎が出ている、あるいは前歯が出っ歯である状態なので口元が前に出てしまうタイプです。矯正治療を行うことで、前歯の角度を改善することにより見た目を良くすることができます。
②上下顎が出ているタイプ
このタイプは、上顎と下顎の骨の両方が前に出ているために、口が閉じにくいタイプです。このタイプは、上下顎前突症とも呼ばれます。口を閉じると、口唇に力が入ってしまい、不自然に見えます。このタイプの口ゴボは、歯列矯正で上下の前歯を引っ込めることで改善できます。
③下顎が小さいタイプ
このタイプは、下顎の骨が小さくて後ろに引っ込んでいるために、上顎の骨や前歯が前に出て見えるタイプです。このタイプは、出っ歯とも呼ばれます。口を閉じると、下唇の下に深い溝ができたり、下顎の先に梅干し状のシワができたりします。このタイプの口ゴボは、歯列矯正で上の前歯を後方に引っ込めることも必要ですが、場合によっては外科手術を行い、下顎を前方に出すことで改善できます。
当院の治療例
20代女性、ガタガタと口元の突出を主訴に来院されました。
口ゴボタイプとしては、②上下顎が出ているタイプになります
治療前:
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治療方法:上下顎両側第1小臼歯、合計4本抜歯を行い、上下にワイヤー装置を装着しました。
治療期間:2年4ヶ月
治療後:
口元の変化
今回は、口ゴボが主訴なので、その変化も見て頂きたいのですが・・・
横顔のレントゲン写真になりますが、オレンジ色の線で示している鼻〜口〜顎のラインの違いがわかると思います。
そして、その変化の原因である、前歯の角度が、治療前と治療後で大きく中へ入っていることもお分かりいただけると思います。
患者様は、口元だけでなく、お鼻も高くなったと言われたそうで、とてもご満足いただけました。
もし、ご自身の口元についてこんな症状かも、と悩まれておりましたら、是非当院へご連絡ください。
当院は随時無料相談受付中です。初診相談時は、お口の中をしっかり診て、口腔内写真やレントゲン撮影を行い、分かりやすく動画を使いながら詳しくお話をしております。
お気軽に、ご相談ください。