妊娠を予定していますが、矯正治療はできますか?
妊娠前に治療開始
もちろん大丈夫です。
ただ、検査にはレントゲン撮影が必要です。また、患者様によっては診断結果により抜歯した上で治療を開始することになります。もし、妊娠を考えられていらっしゃり、でも矯正もされたい場合、抜歯が終了されてからの妊娠をお願い致します。
矯正治療が始まってからの妊娠は問題ありません。
基本的には、ブラケットが付いたままで、出産されて問題ありません。経験上、出産前、1ヵ月と出産後2ヵ月の計3ヵ月は、通院が難しいと思われますので、治療期間が伸びてしまうのは、ご了承下さい。
里帰り出産をされる患者様は、いつ実家に戻られるかにより対応が変わります。あまり早く帰られるようでしたら、一度ブラケットを外すのも検討させて頂きます。目安としては、出産前後で6ヵ月治療期間があくようでしたら、外した方が良いかと思います。外した場合には、就寝中にマウスピースを使用して、後戻りを防ぎます。また、外した期間と、プラス3ヵ月治療期間が伸びます。
外す費用は、出産祝いとして無料です。頑張って出産して下さい。(調整料は、かかります)
このようにブラケット治療の場合、妊娠出産は問題ありませんが、治療期間は確実に伸びてしまいます。マウスピース矯正(インビザライン)場合、治療が遅れることはありませんので、妊娠を考えられている方には、特にお勧めしています。
妊娠後に治療開始
当院では、お断りしています。
矯正治療では、治療前の検査時にレントゲン撮影を行います。また、診断結果によっては抜歯も必要になります。そのような理由から、すでに妊娠がわかっていましたら、 出産後に治療を開始する事をお勧めします。
虫歯治療や親知らずの抜歯では、麻酔の注射をしないといけません。麻酔は問題はないですが、母乳から麻酔液出てしまうのは否定できません。治療が1日で済む場合には、断乳で対処できますが、特に問題なのは、痛み止め、抗生物質を服用して頂く場合があります。それらは確実に母乳から赤ちゃんの体内に入ってしまいますので、そのような治療を行う場合には、産婦人科医あるいは小児科医とご相談されて下さい。