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南千住小児歯科矯正歯科のブログ

子どものマウスピース矯正はどうやって治る?

こんにちは、槇本です。

今回は前回に引き続き、マウスピース 矯正装置、インビザライン ・ファーストについて詳しく解説したいと思います。

 

 

インビザライン ・ファーストはどういう患者さんに適応するの?

①目立たない装置がいい

インビザライン ・ファーストはポリウレタン製の透明なマウスピースです。そのため、お友達とお喋りをしても目立たず、他の人から矯正中だと気づかれることはほとんどありません。

ワイヤー矯正の場合、金属製のブラケットとワイヤーなので歯の表面に装置が付き、どうしても目立ってしまいます。

②むし歯のリスクが高い

お子様が治療を受ける場合、親御さんの気にすることはやはり、むし歯です。インビザライン・ファーストの適応年齢のほとんどが小学生なので、まだ歯磨きが十分ではなく、仕上げ磨きが必要になることが多いです。

マウスピース 型の矯正装置であれば、自分で装置を取り外すことができるため、歯磨きの際はお子様だけでなく、親御様も普段通りの歯磨きをすれば口腔内を清潔に保つことができます。

③金属アレルギーがある

矯正装置は、拡大床、ワイヤー装置をはじめほとんどが金属を含むものですが、インビザライン ・ファーストは全く金属を含まない矯正装置です。金属アレルギーをもつ患者様は、今まで矯正治療を諦めることもありましたが、インビザライン・ファーストが選択肢の1つとして登場してからは、諦める必要もなくなってきました。

 

インビザライン ・ファーストではどんなふうに治るの?

当院で治療を行った、金属アレルギーがある患者様の治療経過を1つご紹介いたします。

主訴:でこぼこ

患者:9才男児

主訴:前歯のでこぼこ

既往歴:金属アレルギーがある

金属アレルギーがある場合は、ご希望があればパッチテストを行える皮膚科へ紹介しております。今回は、Co(コバルト),Ni(ニッケル)にアレルギーがありましたので、マルチブラケット装置ではなく、メタルフリーのマウスピース 矯正を行うこととなりました。

 

初診時写真

上顎は、前歯4本と、第一大臼歯が永久歯になっています。

下顎も、前歯4本と、第一大臼歯が永久歯になっているのと、乳犬歯が抜けています。

前歯にでこぼこがあり、患者様のお母様もそこが気になっているとのことでした。

 

セファログラム写真

前歯が前に傾いているため、口元も少し出ています。

 

治療開始1年

患者様は装置の装着時間、20時間/1日をしっかり守り、前歯のでこぼこが改善してきました。

その間、乳歯が抜けていてもインビザラインファーストは「萌出スペース」機能があるので、問題なく治療は続けられます。

 

治療開始1年8ヶ月(2021/3/1)

 

 

セファログラム写真

 

現在の口腔内写真

乳歯が生え変わり、全て永久歯に生え変わっています。萌出スペースをうまく確保することができました。

このように、混合歯列期から治療を始めることにより、永久歯が生えるスペースの確保と、叢生を改善することによって、正常咬合を獲得することができました。

今回は、患者様の治療の協力度がとても良かったため、このように治療結果につながりました。

インビザライン・ファーストは、患者様の協力なしにはいい治療結果に至ることができません。

そのため、治療開始する前には患者様のご協力の重要性を説明し、理解いただくことを心がけています。

 

お子様の歯並びで気になることがあれば、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。

インビザライン・ファーストは、お子様の「あごの成長」や「歯の生えかわり」など様々な変化が起きても柔軟に対応できる、安心で高機能な子供の矯正治療の新しい選択肢です。

ご興味がありましたら、ぜひご予約時に「インビザライン・ファースト希望」とお伝え頂ければ、スムーズにご案内できます。

どうぞお気軽に、ご相談ください。

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日付:   カテゴリ:マウスピース矯正(インビザライン), マウスピース矯正外来, マウスピース矯正外来のコラム

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