今日は、大阪までセミナーに行ってきました。忘れないうちに、帰りの新幹線でこのブログを書きました。
セミナーの内容は
光加速矯正実践講座
光加速装置(オーソパルス・オルソパルス)について、イースマイル国際矯正歯科の有本博英院長からお話を聞いてきました。
有本先生は、早くからインビザライン治療を始められ、カナダで開発されたオーソパルスの導入も早く、効果等を聞いてきました。
以下に内容をまとめてみました。
ネット社会になり、情報は簡単に手に入るようになってきています。
現代の人が求めている事は、いかに時間を作り、その時間を有効に使うかです。
時間資本主義といい、2つに分けられます。
①Saving Time Value
時間を短くする事
矯正治療では、診療時間(チェアタイム)を短くし、通院間隔をあける事です。
②Creative Time Value
時間を有効に使う事
矯正治療では、治療が痛くない、医院が綺麗、通院が楽しいなどです。
インビザライン治療では、ワイヤー矯正に比べて、時間資本主義に適した治療法といえます。
さらに、アイテロ(光学印象)と光加速装置を導入する事により、患者様はより時間資本主義化できると考えられます。
アイテロは、今までの粘土で取っていた印象の概念を変え、一秒間に6000枚の写真を撮る事で型取りができます。この医療機器のより、患者様は型取りがとても楽のなりました。
また、取ったデータはネットにより、瞬時でコスタリカ🇨🇷に送る事が可能になり、大幅時間短縮が可能になりました。
https://www.minamisenju-kyouseishika.com/invisalign_column/006.html
次に、歯を早く動かす事により、治療期間を短くできないかは、長い間研究されてきました。ただ、評価法が難しく確実な事はわかりません。
①コルチコトミー
歯槽骨に傷をつける事により、骨のターンオーバーご起こり、歯槽骨からカルシウムが溶け出すことで、歯槽骨が薄くなり、歯が早く動くと言われています。
②振動
アクセルデントという、周波数の高い振動を歯に加える事により、歯が早く動くと言われています。
例えば、宇宙空間は無重力であり、何もしないと人間の骨は痩せて細くなってしまうそうです。その為、振動を与えるベッドがあるそうです。
歯槽骨でも、歯がないと歯槽骨は吸収してしまいます。このような考えから、歯に振動を与え、歯根膜の液状物質がその振動を受ける事により、細胞の活性化が起こり、歯槽骨のリモデリングが早くなるそうです。
③光加速
850nmの近赤外線を照射する事により、増毛、痛みの緩和、アンチエイジング、外傷の治療、神経の再生、骨の再生など、医療の分野ではその効果が言われてきました。
歯科の分野では、インプラントの骨との結合を早める目的で開発されてきました。
カナダのバイオラックス社により、インビザラインの治療の補助的装置として開発され、2015年にFODにより認可された装置です。
850nmの近赤外線は、皮膚に吸収されないので、歯槽骨内の細胞まで届くそうです。
細胞内のミトコンドリアがその光に反応して、プロトンが多く発生します。それにより、ATP(アデノシン3リン酸)が多く発生します。簡単に言い換えると、細胞のコンディションが良くなります。その結果、骨芽細胞、繊維芽細胞、破骨細胞の働きが良くなると考えれています。
逆に、骨に力を加えると、プロトンが少なくなり、ATPも少なくなります。
光加速装置を使用して頂く上で、その原理を学べて、とても勉強になりました。
このセミナーには、先生が、全国からいらしていました。南千住小児歯科矯正歯科でも、より良い治療法を学び、他の医院よりも進んだ治療法を、患者様にご提供していこうと考えています。