東京都荒川区南千住4-7-1 BiVi南千住2階 南千住駅すぐの矯正歯科
マウスピース矯正とは、透明のプラスチック製のマウスピースを徐々にに交換しながら1日20時間以上装着し、歯並びを整えていく方法です。
日本では、アメリカにあるアラインテクノロジー社が20年以上前に開発したインビザラインがシェアナンバー1です。少しずつ改良され、進化してきました。5年前ぐらいから(2018年記述)、確実に歯の移動が可能になり、世界中で500万以上の方が、インビザラインで治療されてきました。
❶ 臨床データーの蓄積
❷ コンピュータの計算処理速度の高速化
❸ Wi-Fi機能
❹ 通信速度の高速化
❺ 光学スキャン
❻ 3Dプリンターの高精度化
さらに、効率良く、歯を移動させる為に以下のシステムが年々改良されています。
マウスピースの材質も何度も改良して、現在のスマートトラックになりました。この材質の特性は、
・より持続的な力をかけられます
・元に近い形状に戻る高い弾性があります
・歯列により正確に適合します
クリンチェックとは、どのように歯を移動させていくか、その為には、どこにアタッチメント等を付与するかを計画するコンピュータのシステムです。
歯を動かす為のシステムが、このインビザラインG4で確立されました。インビザライン治療で重要なのがアタッチメントです。
アタッチメントとは、3次元的に効率よく歯の移動を行う為のポッチです。クリンチェック上で付ける位置を決め、実際に歯に付けます。クリンチェックではピンク色になっていますが、実際には患者様の歯の色に合わせて、レジンというプラスチックを付けます。前歯にはできるだけ付与しないようにしますが、どうしても付与する必要がある時は、裏側に付与します。
突起物になってしまいますので、アライナーを外している時は、若干違和感がありますが、基本的には20時間はアライナーを装着しているので、それほど気にはならないです。治療終了後には、簡単に外せますので、ご安心下さい。
赤い矢印で示すようにアタッチメントよりも、アライナーは作られて入ます。それにより力がかかります。
インビザラインは傾斜移動しやすいので、アタッチメントを付与する事により歯体移動が可能になります。
アタッチメントを付与することにより、挺出、回転、トルクが可能になります。
開咬の改善には、臼歯の圧下と前歯の挺出が必要です。
その為に歯の、前歯にもアタッチメントを付与する必要があります。その場合には、右の図のように表側にアタッチメントを付与しないで、可能ならば、裏側に付与します。
上の前歯が下の前歯に深く被さっている噛み合わせを、過蓋咬合(ディープバイト)といいます。
インビザライン治療において、最も難しいのが、この過蓋咬合の改善です。その目的の為に開発されたのが、バイトランプです。
上顎前歯の裏側に3mmの突起物をスマートトラックに付与して、そこに下顎前歯がぶつかることにより、上下顎前歯の圧下を促します。裏側矯正でも同様な効果があります。
さらに、下顎には、スピーの湾曲がありますので、それを改善する為に、小臼歯にアタッチメントを付けて、挺出します。
上下顎前突の患者様は、上下顎左右第一小臼歯を抜歯してから治療を行います。その為に考えられてたシステムです。犬歯、小臼歯、大臼歯にアタッチメントを付け、顎間ゴムを使用する事もあります。
抜歯後の矯正治療は、噛み合わせが深くなる傾向があります。インビザライン治療では、噛み合わせを挙上するのが難しいので、噛み合わせが深い上下顎前突のは適応しません。
アラインテクノロジー社は2000年後半に、光学印象のシステムを持つイスラエルの会社を傘下に入れたそうです。先見の明があると感心しました。
光学印象とは、従来の粘土のような印象材で型取りをするのではなく、一秒間に6000枚の写真をとり、それを組み合わせデーター化してコンピュータ上で歯型を再現するシステムです。とても精度が良く、また患者様にとっても印象取りの苦痛を味わなくてすむ画期的なものです。
もちろん、当院でもアイテロは導入しています。
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