東京都荒川区南千住4-7-1 BiVi南千住2階 南千住駅すぐの矯正歯科
P.B.P.は反対咬合の治療に用います。リンガルアーチの取り外し型です。
就寝中に使用します。機能的反対咬合を改善する時にとても効果がある装置です。
機能的反対咬合とは、顎の大きさに異常がなく、歯の生えている角度に異常があったり、咬んだときに下顎が前方に移動するために起こる「反対咬合」のことです。軽く下顎を押すと切端咬合になる事が多いです。一度以下の事を試してみて下さい。
下顎を後ろに引っ込めてみて下さい。ほんのわずかしか、引っ込まないかと思います。今度は、下顎を前に出してみて下さい。1cmぐらい前に出せたはずです。すなわち、下顎は後ろには行かず、前に出しやすいのです。
5歳ぐらいのお子様のご両親様から、子供が下顎を前にだしていて心配と、よく相談されます。その位の年齢では、下顎を前に出した方が楽だからなのです。下顎を押してみると、上の前歯が下の前歯に覆われる事もあります。そうなれば、問題ありません。
機能的反対咬合の場合、一見難しそうな治療に思われがちですが治療しやすいです。また、噛み合わせが深い方が、治療しやすいです。
それは、このような反対咬合です。
当院では、拡大ネジの床の変わりに、0.5mmの弾線を使用しています。その線を1カ月に一度来院して頂き、調整して前歯に力をかけます。黄色の装置の水色の線で示しています。
P.B.P.のもう一つの特徴としては、左の図で示すように、奥歯の噛む面に厚みのある床を作る事で、噛み合わせをあげて前歯をかぶさらなくしてある事です。このようにすることにより、被蓋が改善しやすくなります。被蓋の改善は、ある朝、突然治っていると聞きます。
患者様の協力度によります。
基本的には、まずは、P.B.P.を使用して頂き、使用が難しい場合、固定式のリンガルアーチに変更します。
その場合でも、別途費用はかかりません。
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