東京都荒川区南千住4-7-1 BiVi南千住2階 南千住駅すぐの矯正歯科
①歯を支える歯根は歯槽骨の中にあり、歯と骨は歯根膜という繊維により結合しています。
②歯に力を加えると、
③力のかかった側の骨は吸収されて無くなります。逆にその反対側に出来た空間(歯が移動することで広がった空間)には、新しく骨が再生して、歯と歯槽骨の隙間のバランスを保ちます。通常、歯根膜があることによって歯は生理的に少し動揺しますが、矯正治療中はその動揺がより大きくなります。
④このプロセスを繰り返すことで、歯は目的の場所まで移動していきます。
矯正治療後は、歯と周囲の骨・筋組織が調和し安定するために保定装置を使用することが必要不可欠です。
①保定装置の不十分な使用時間
②舌癖
③親知らず
特に舌癖による開咬や空隙歯列は、後戻りしやすいです。
そのため、保定装置はほぼ一生使うことをお勧めいたします。
矯正治療によって歯が並んでくると、歯と歯の間に隙間ができてしまい黒くぬけてみえることがあり、これを三角空隙と呼びます。
対処法として、歯と歯の間を少し削り、寄せることで空隙を小さくします。
歯に矯正力がかかることにより、歯周囲の骨が吸収しまうことがあり、それに伴い歯肉も退縮します。
一度下がった歯肉は回復することが非常に難しいです。
また、もともと歯肉退縮している歯は矯正治療によりさらに進行しやすいです。
矯正治療中の歯磨きは、従来の歯磨きと磨き方が異なり、間違った磨き方で虫歯・歯周炎を生じさせます。当院では、矯正治療開始前に唾液検査を行い虫歯のリスクを把握した上で、歯磨き指導を行っています。
歯の表面のエナメル質の構造が一部形成不全となっていることが原因で、白く見えることがあります。
ブラケットによる矯正治療はホワイトスポットがさらに目立つことがあるため、マウスピースによる矯正治療をお勧めすることがあります。
矯正治療によるの歯の移動の際には、歯冠にブラケット装置がつくため移動の際に歯根がの先端が骨とぶつかり吸収され、1~2mmほど短くなることがあります。
過剰に歯根が吸収されてしまうと、歯の動揺を引き起こすため防がなければいけません。
定期的にレンゲトゲン撮影したり、矯正力を減らしたり、必要に応じて治療計画を変更することもあります。
繰り返し治療を行なった歯や、骨が薄い所に存在する歯は神経血管が弱くなっているため、歯を動かすことによって血管が切れ歯髄壊死を起こすことがあります(約1%)。
その場合は将来的には根管治療が必要になります。
食いしばり、歯ぎしり、加齢と共に歯の表面のエナメル質はクラックが入ります。
また、矯正治療の際にブラケットの着脱によってもクラックが入ることがあります。
顎関節症は「口を開ける時に音がする」「口が開けられない」「痛みがある」などの症状があります。
下顎の関節頭は、座布団のようなクッション、関節円板に守られています。口を開けると、顎の関節頭と関節円板は前方に一緒に動きます。
顎関節症になると、その一緒の動きにずれが起こり、顎関節症になります。
顎関節症の既往がある場合、矯正治療によって症状が悪化することがあります。
初診時に顎関節症で治療が必要と判断した場合、矯正治療に先行し顎関節症専門医を紹介させて頂き、治療を行います。
下顎骨の成長は、女性は16歳、男性は18歳ごろまで成長があり、これをレイトグロースと呼びます。
受け口の傾向がある患者様は一度矯正治療によって改善しても、再度レイトグロースによって下顎が成長し、受け口になる可能性があります。
オトガイ形成術
下顎枝矢状分割術
再治療として、
①抜歯併用する矯正治療
②下顎枝矢状分割術、オトガイ形成術などの手術を併用する矯正治療 が挙げられます
矯正治療開始以前のかぶせ物にブラケットをつけた場合、ブラケットを外す際に被せ物が破折する場合があります。
これは、接着剤が強く歯についているため、経年劣化した被せ物が接着剤を外す力に負けてしまうためです。
その場合、修復するために再治療が必要となります。
根処置歯は、もともと健全歯と比較し弱いため、矯正治療で歯を動かした際の刺激により根尖部の炎症が再発してしまうことがあります。
その場合は、根尖部の治療を優先し(保険治療となります)、矯正治療は矯正力を弱めたり、一旦中止したりします。
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