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東京都荒川区南千住4-7-1 BiVi南千住2階 南千住駅すぐの矯正歯科

03-5615-2182

南千住小児歯科矯正歯科

矯正の注意点

食べ物の注意

矯正の基礎知識についてご説明します。

固定式の装置をつけると、食生活にも注意が必要です。ガム・キャラメルな どの装置につきやすい食べ物や、せんべい・飴・氷などの硬くて装置を破損する恐れがあ る食べ物はお避け下さい。

また、甘い食べ物などの間食を長時間続けることもお 避け下さい。

ただ、基本的には、何を召し上がって頂いても構いせん。ただ、ガム、グミはブラケットなど固定装置には引っかかります。また、お煎餅等、硬いものは、小さくして召し上がって下さい。

カレーを召し上がると、針金を留めている輪ゴムが一口で黄色くなりますのでご注意下さい。黄色く染まっても歯の動きには影響ありませんので、ご安心下さい。もし、カレーを召し上がるなら、来院時に輪ゴムは必ず変えますので、来院の前日がよろしいかと思います。

矯正中、虫歯にならないために重要なこと

口の中には、以下のように細菌が一杯です。

「口腔清掃法(ブラッシング・補助用具の使用)」 現在の歯並びにあわせた清掃法をご説明いたします。また、定期的に当院の歯磨き 指導を受診されることをお勧めしています。

当院では、ウォーターピックという水流による清掃機器をブラケット矯正をされる患者様に無料で差し上げています。

ウォーターピック

ウォーターピックとは、水流により口腔内を清掃する 機械、口腔洗浄器のことです。歯ブラシが届かないところや矯正器具が付いているところは、このウォーターピックを使用すると効率よく汚れを除去することができます。

来院時の際に行うクリーニングについて

① ユリー

ユリーは機械的な振動を利用して歯面から歯垢やステインなどを清掃除去する機械です。

矯正器具の周りのお掃除を自分でやるのが難しいお子様や、磨いていても残ってしまう歯垢をユリーを使用して効率よく除去します。

② エアフロー

矯正治療中のクリーニング特に着色除去に有効です。エアフローハンディ 3.0は縁上の歯面清掃はもちろん、歯周ポケット内のバイオフィルムまで除去することを可能にした歯面清掃用器具です。

矯正中の歯磨きの仕方

矯正器具がお口の中にあると歯磨きが困難になります。

特に装置の周りには汚れがつきやすくなり、磨き残しも多くなる場所です。 ふつうの歯ブラシでは主に歯列全体を磨いていただきます。ブラシが大きいので広い所の清掃に使います。

細かい所はワンタフトブラシや歯間ブラシなどの小さなブラシで清掃するのをお勧めします。 歯間ブラシはブラケットの側面やブラケットとブラケットの間のワイヤーの下などの細かいところを磨くのに適しています。

歯磨きが悪い例

歯磨きが悪いと歯ぐきが腫れたり、出血を伴うことがあります。

なかなか歯ぐきの状態が改善しない場合には、麻酔をして、腫れた歯ぐきを切除(歯肉切除)します。ガミースマイルでも、同様の切開を行う事があります。

矯正治療中のお手入れ方法

① 歯間ブラシとデンタルフロス

もちろんふつうの歯ブラシで歯を磨くのは大切ですが、歯間ブラシやデンタルフロスを使用して細かいところや歯と歯の間のお掃除が大切になります。歯と歯の間はブラシが届かない場所になりますので、デンタルフロスを使うことをお勧めします。

ただ、ワイヤーが通してあるので普通には歯間にデンタルフロスを入れることができません。詳しいデンタルフロスの通し方は当院にいらしていただいた時にご説明させていただきます。

② 2列歯ブラシとワンタフト

通常よりも毛先が少ない2列歯ブラシやワンタフトも、使用しやすいです。前歯のブラケット間が短かい部分は、歯間ブラシも使用して磨かれると良いです。手間かかりますが、フロスも可能です。ワイヤーの下を通して下さい。

③ リステリンとシュミテクト

ご飯を食べた後に歯磨きをする時間がない時には、リステリンなどの洗口液を使うのもお勧めです。
矯正が始まって歯が動いてくると、稀に歯がしみる症状が出る場合があります。症状が出た場合には、しみるのを防ぐ効果のある歯磨剤を使ってみて下さい。個人差はありますが、徐々に効果が期待できます。

当院では、これら全て治療開始時に無料で差し上げております。

金属アレルギーについて

矯正治療には、様々な金属を含んだ装置とワイヤー(針金)を使用します。
金属アレルギーがある患者様は、矯正治療をするにあたり、充分な注意が必要です。金属が唾液などに溶け出してイオン化して体内に入ってアレルギー反応を起こします。従って、唾液に溶けないチタンはアレルギーを起こしません。

金属アレルギーが疑われる患者様/アトピー皮膚炎がある患者様は、ぜひパッチテストをお勧めします。

当院では、金属アレルギー疑われる患者様には、治療を始める前に皮膚アレルギー試験(パッチテスト)をして頂いております。

主に試料をつけたパッチテスト用の絆創膏を背中、あるいは腕に貼り、2日間そのままにしておく閉鎖式パッチテストを行います。試料としては、原因として矯正治療に用いられる金属の検査専用の試薬を用います。汗をかくと正確な判定ができないため、夏期(例年6月下旬から9月下旬)は外来での検査を行っていない皮膚科あります。

特に、ニッケルにアレルギー反応を示すことが多く、ニッケル成分を含んでいない矯正材料を当院では、準備してあります。
また、ニッケルフリーかニッケル含有の材料かは、見た目では判断できないので、私達も在庫管理を徹底しています。

金属アレルギーに関するご質問

Q1.どんな素材の装置がありますか?

A1.純チタン、チタン合金、セラミック、ポリカーボネート、ベータチタン、ポリウレタン等がニッケルフリー素材の製品となります。

・ブラケット

前歯と小臼歯は、デンツプライ三金社のクリスタブレース3を使用しています。材質は、ナイロンでガラスと同等の透明性があり、ブラケットは目立ちません。また、丈夫で長持ちして従来の硬質コンポジットブラケットと比較し、強度、耐磨耗性、耐傷性があり、長く使用することができます。しかも、高強度でありながら弾性もあり、唇の裏側の違和感も少ないです。
カレーの元である高濃度のターメリック浸透試験においても、変わらぬ透明性を保ちました。従来のブラケットと異なり、飲食による色の付着や変化はなく、清潔な透明性を長期間保ちます。
大臼歯部は、さらに高強度でなければならないので、金属を使用せざるおえません。フォレストデント社のステンレススチールを使用した ダイレクト ボンディング用バッカルチューブを使用しています。

・ ワイヤー

初期段階では、デンツプライ三金社のレゾルブ ベータチタンワイヤーを使用しています。フレキシブルで曲げやすいです。また、様々な太さがあり、治療が行いやすいメリットがあります。
治療が進み、より硬いワイヤーが必要になった時に使用するのが、フォレストデント社のステンレススチールワイヤーです。ニッケルを含んだステンレススチールワイヤーと同等の軟らかさを持ち曲げやすくなっています。

Q2.バンドは使用できますか?

A2.バンドはステンレス素材のためニッケルが含まれているので、使用できないので、注意が必要です。
バンドが使用できないため、上述したように、ダイレクトボンド用のチューブを使用します。ニッケルが含有されていません。

Q3.金属アレルギーはニッケル以外でも起きますか?

A3.皮膚科のパッチテストで確認すると、ニッケル以外に反応する患者様もいらっしゃいます。
そのような患者様には、インビザライン(マウスピース治療)を、特にお薦めします。
また、矯正治療で使用する全ての金属でパッチテストを行うのは不可能ですので、もし、アレルギー反応があった場合は、直ぐにご連絡下さい。

Q4.保定装置はどのような素材で対応できますか?

A4.マウスピース型のリテーナー(クリアリテーナー)を使用します。

矯正治療に使用される金属

金 (Au) 18Kというのは24分の18がゴールドで、残りの24分の6はゴールド以外の金属だという意味です。残りの金属は銀や銅の場合が多いです。
プラチナ (Pt) プラチナ900というように表記します。1000分の100がプラチナ以外の金属で、イリジウムやパラジウムの場合が多いです。
ニッケル (Ni) 矯正治療において、形状記憶のワイヤーの主成分です。また、ブラケットとステンレスワイヤーに含まれています。パッチテストにより、ニッケルにアレルギーがある患者様は、ニッケルフリーのブラケットとワイヤーを使用させて頂きます。
銀色のメッキ製品に多く、ジーンズのボタンや革製品の加工過程で用いられることもあります。
コバルト (Co) コバルトクロムワイヤーを使用する場合があります。
コバルトを主成分とするアクセサリーは少ないですが、コバルト(+)の人はニッケルに反応することもあります。
鉄 (Fe) 矯正材料には、含まれていることが多いです。
インジウム (In) 矯正材料には、微量ですが、含まれていることが多いです。アクセサリーに用いられることは少ないです。
銀(Ag) ワイヤーとワイヤーを接着させるために、銀ロウをします。シルバー925というように表記します。1000分の75がシルバー以外の金属で、銅を使うことが多いです。
すず (Sn) 矯正材料には、微量ですが、含まれていることが多いです。シルバー製品と見た目に似ていますから、製品表示で確認して下さい。
亜鉛 (Zn) バンドを歯に接着する時のセメントに含まれていることが多いです。
マンガン (Mn) 矯正材料には、微量ですが、含まれていることが多いです。
イリジウム (Ir) 矯正材料には、微量ですが、含まれていることが多いです。
パラジウム (Pd) 矯正材料には、微量ですが、含まれていることがあります。特に、虫歯の治療後の詰め物(インレー、クラウンに用います。
クロム(Cr) ステンレスの主成分はニッケルとクロムですが医療用ステンレスという表記のものは溶け出しにくいのでアレルギーは起きにくいです。
銅 (Cu) カッパーナイタイというワイヤーに用いられています。デーモンシステムでは、このワイヤーを良く使用します。
アルミニウム (Al) バンドを歯に接着する時のセメントに含まれていることが多いです。また、歯磨き粉に含まれていることが多いです。セメントチタン合金には6%程度含まれています。

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